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金融危機下におけるThe Great 「CHANGE」

金融危機下におけるThe Great 「CHANGE」

 リーマンショック以後日本を含む世界での市場環境は衆知の現実に直面しており、なにかとマイナーな姿勢になっている。しかし、「危機」は今に始まったことではない。また、100年に一度云ヌンなどと世間で主張しているが全く根拠はない。むしろ、人間は勿論この地球に生息している生物の継続ある存在には「危機」は必然である。

 

 それを証明しているレポートがある。「Global Risks 2009 A Global Risks Network Report」に掲載されている。それによると毎年「危機」の数が増えてきている。従って、「危機」を口実に企業やそれに携わっている人々の「経済」・「景気」・「社会」の悪さ、はたまた流通市場における「購買」の減少などなどの主張ほど馬鹿げたセリフはないと断定する。

 

 「市場」は絶えず動いていることの認識の足りなさがマイナスを創出していることに気づいて欲しい。例えば米国におけるリーマンショックの諸要因は①経済・情報二つの構造の急激な変化そして②新興国(中国・ブラジル・インド・ベトナム)の加速度的な成長発展、③金あまり現象、④高齢化、⑤デジタル化の常識志向の増大とそのスピードの加速に対する市場の戸惑いそして⑥米国内金融危機の検証など「市場」を構成している各々の構造変化によると結論づけられている。

 

 また、日本国内においてバブル崩壊(1997)以後今日までの数十年の間継続して成長している企業が結構ある。企業の規模や開発製品また上場企業に関係なくROEが10%以上、ROAが5%以上の企業が数百社あると検証されている。自社の業績や個人のマイナス事実を客観要因で解決する企業・個人ほど周辺かつ関係者に対して大変な不遜はないと見る。そのような立場に存在する人物はその存在から消え、それに代わる優秀な人財を登用すべきかと思う。もっと言い換えれば「市場環境」をもっと正確迅速かつ自社にとって如何様な環境なのかを捉えることを前提にした「経営」や「マーケティング」などの戦略構築が肝要かと考える。それは実務レベルに落とし込めたコンテンツでなければならない。

 

 往々にしてテキスト通りまた某コンサルタント会社に依存したスキームで対応している企業ほど現市場へのチャレンジは難しいだろう。「現場掌握」ほど最大需要課題はない。東アジアを含む欧米企業経営者の緻密な現場オブザーべイションストーリーは有名、特にGE・IBM・ウオルマート・メトロ・ユニクロなど、最近では靴の通販で「ザッポス」隣の国韓国でのサムスングループ経営のホームセンターからは経営者自らの実地検証から滲み出る経営や製品開発そして殊に「顧客」へのコミュニケーションレベル向上への姿勢に並々ならぬ努力をしている。「顧客の喜び」・「一瞬も一生も」・「顧客満足」・「顧客価値」など、まづ企業経営陣また企業人自らそれらをどの程度ご自分の経験値に入れているだろうか。端的に言えば店頭に於ける顧客の喜び創造はまず自らがどの程度日々喜びのあるライフスタイルを持っているか否かによってしかコミュニケーション不可だと極論する。

 

 現市場で一番求められていることは「尋常ならざる顧客ケア」ではないだろうか。それには21世紀に入った市場環境での「顧客」像をもっと正しく掌握することそして360度のアングルから顧客を凝視しテキストや教科書やリサーチレベルからもっと人間の「心」に染みとおるような戦略を構築するための「変革」を求めたい。まさに「The Great Change」創出にチャレンジを求めたい。自企業に、個人の自分にとって今最大チェンジはなにかを見つけて欲しい!

 

平成21年11月16日  山本 学
山本国際マーケティング研究所
関西大学 商経学科 講師
中国遼寧大学(工商管理学院)大学院 客員教授