「ものづくりの拘りが立社志向」を可能ならしめる!
80年を迎える企業としての組織は文字どうり有機体である。従って、市場環境の直視とその変化への飽くなき対応の継続が今日の存在と理解できる。日本の伝統的な企業はそれなりの試練を乗り越えて、開発・成長・発展を遂げてきている。
企業の80年の軌跡をたどるとき、その企業の商品開発そして経営には言葉に言い尽くせない困難や試練の経験、そして時の経済や景気に左右され業績の上下に翻弄された過程を経ての今日の存在は否めない。特に「商品」づくりには相当なエネルギー(血と汗と知恵)を注いできたのではと推察する。さらに、これからの新しい80年目以後への前進を実感したならば、さらなる「ものづくり」の飛躍を目指し、次なる改革へと煽り立てたくなる。ここで、俄然「ものづくり」の基本的な概念とその実務認識の肝要に気づくのである。
自企業の「ものづくり」の本質を知らずして次のステップはあり得ない。ことに経営陣が自企業の商品づくりの基本認識また「モノ」づくりの基本精神なくして企業経営への対応は難しいと言える。それは恰も環境知らずして企業経営を為すようなものである。また、社全体に「ものづくり」発想の原点認識の風土が漲っていなければ認識の相互共通項など求め難くなるのではないだろうか。そこには企業のパワーが生じないばかりか、果敢なチャレンジなど創出することは不可能だろう。企業や組織の原動力は社全体に散りばられている「ものづくり」のナレッジ(情報・認識・知識)を融合するときにはじめて大きな「力」や「エネルギー」になる。言い換えるならば全社員の衆知を集めた「ものづくり」に他ならないのである。例へば企業所有の高付加価値商品群の「〇〇〇〇・〇〇〇〇」・「〇〇〇〇・〇〇」をより一層高収益設計を図るためのアナログ/デジタル技術の開発に焦点を絞り込むことに挑戦するならば今までとは一味違う商品開発志向に嵌るであろう。このことはユーザーが最も期待している事実でもある。このようなことの具現化は企画から開発設計・製造・営業(販売)・アフターサービス・管理部門に至る全社員がその「ものづくり」への関与を実感する。これこそが「ものづくり」の醍醐味であると言えないだろうか。
一方、企業の「ブランド」の統一化が大変重要になってくる。今後80年目以後のレゾンデートルは間違いなく「ブランド」である。勿論、コーポレートブランド・サービス(製品)ブランドいづれにしても企業成長の維持開発成長発展には欠かせない課題である。高次元の資質を持った「ブランド」はひとり歩きしてくれる。近代社会はまさにボーダーレス時代である。いまやグローバル社会の渦中に存在している。「ブランド」の世界行脚は極くリアルで普通の現象になってきた。また「ブランド」がその企業の価値や評価の基準でもある。「ブランド」はその企業のアイデンティであり哲学であり主張でもある。従って、企業全社員の80%以上が同レベルの理解と認識のあるところに「顧客」は世界からやってくる。一方、巷間聞くところによると米国東海岸地域には125歳クラブなる組織の存在が認められるようだ。
人生80歳は過去のストーリーになってきた。必然「歯」と「健康」への留意はあたりまえになり、今以上の資質の高い品質と技術の付加した「〇〇〇〇〇・〇〇〇」・「〇〇〇〇・〇〇」が求められるだろう。言い換えるならば1)企画、2)商品設計、3)製造、4)品質、5)管理などの統合化に少しの妥協も許さない対応姿勢が、その企業のイノベーションへのトリガーとなる。そして、企業内導線が立て串から横串への取り組みになってダイナミックな活動が期待できる。これこそが競争に打ち勝つ原動力になる。企業は強みと弱みを自覚する過程で進化していき、眼前の数字具現化の可能性も確実になる。しかし、企業の「ものづくり」には終わりがない。



